探偵に相談する前に何を準備する?手元の情報で作る相談メモ
探偵への相談前は「確かめたいこと」「今わかっていること」「安全に連絡できる条件」を短くメモにし、足りない情報は不明のままにしてください。
総合探偵社シークレットジャパン奈良本部の相談を検討している方に向けて、相談前から相談後まで使える記入例をまとめました。
相手を追いかけたり、新しい証拠を集めたりしてから相談する必要はありません。
今まさに暴力や脅迫などの危険がある場合は、メモ作りより身の安全と110番通報を優先してください。
緊急ではない警察相談は、奈良県警察の各種相談窓口で相談先や受付時間を確認できます。
相談前は、手元の情報を短いメモにする
準備の目的は、調査の材料を自分で増やすことではなく、困っている点を相手に伝えやすくすることです。
確かめたいことを、ひとつの質問にする
最初の一行には、今いちばん確かめたいことを書きます。
「何となく心配」という状態なら、結論を急がず、「どの出来事が気になり、何がわからなくて困っているか」から書き始めてください。
たとえば、次の文は実在の相談事例ではなく、書き方を示すための仮の例です。
家族の説明と私が把握している予定に食い違いがあり、調査で確認できることがあるのかを知りたいです。
この段階で「嘘をついている」「必ず浮気だ」と決めつける必要はありません。
事実の確認をしたいのか、今後の話し合いに備えたいのかによって、相談で聞くべきことも変わります。
離婚や慰謝料などの法的な判断を先に知りたい場合は、その希望も分けて記し、弁護士などへの相談が必要かを整理しましょう。
ひとつに絞れないときは、困りごとを並べたうえで、今日いちばん聞きたい項目に印を付けるだけでも構いません。
答えを決めてから相談するのではなく、何を判断できれば一歩進めるかを言葉にするための準備です。
確認した事実と不明点を分けて書く
出来事は、日付、わかったこと、その情報を知った経緯の順で短く整理します。
正確な日時を思い出せない場合は「先週ごろ」「時刻は不明」と書き、推測で埋めないでください。
自分で見たこと、人から聞いたこと、自分の考えを分けると、相談相手も情報の確かさを判断しやすくなります。
次の表は相談内容を整理するための独自の記入用メモで、証拠としての評価や調査の可否を保証するものではありません。
| 欄 | 書く内容 |
|---|---|
| 相談で確かめたいこと | 今日いちばん聞きたい質問 |
| 出来事 | いつ、どこで、何を見聞きしたか |
| 情報の出どころ | 自分で確認/人から聞いた/自分の推測 |
| 手元にある資料 | 自分が正当に保有する資料の種類と期間 |
| まだ不明なこと | 日時や理由など、確かめていない点 |
| 相談の希望 | 希望時期、連絡可能な条件、当日は決めないこと |
資料が多いときも、最初から全部を送らず、どのような資料があるかを伝えて、必要な範囲と受け渡し方法を確認します。
相談に備えるために無断で端末へアクセスしたり、相手を追跡したり、他人の私的な書類を持ち出したりすることは避けてください。
個人の権利を侵害しないという原則は探偵業務にも適用され、探偵なら特別な手段が許されるわけではありません。
この点は警察庁の探偵業法の概要でも確認できます。
相談では、話す順番と情報の渡し方を確認する
メモができたら、最初に相談の目的を伝え、担当者の質問に合わせて必要な情報を補います。
最初に伝える内容を決めておく
話し始めは、「何に困っているか」「何を知りたいか」「今日はどこまで決めたいか」の順にすると、相談の目的が伝わります。
うまく説明しようと長い経緯を覚える必要はなく、用意したメモを見ながら話して構いません。
まだ依頼を決めていなければ、「今日は調査の必要性と、できることの範囲を確認したいです」と伝えてください。
奈良県内の出来事でも、関係する場所が大阪や京都など複数の地域にまたがる場合は、わかる範囲で地域名と時期を添えます。
住所を特定できていないのに断定したり、相談のために現地へ確認に行ったりする必要はありません。
調査可能な地域、移動の扱い、日程については、具体的な状況を伝えたうえで担当者へ確認する項目です。
相手の質問が多くて混乱したら、「今わかっているのはここまでです」「その点は確認できていません」と区切って大丈夫です。
相談の終わりに自分の目的をもう一度伝え、説明された調査内容がその目的に合っているかを確認しましょう。
資料の提出前に、連絡と保管の条件を聞く
写真や記録を渡す前に、相談先の正式な名称と窓口、提出が必要な資料、送付方法を確認します。
身分証明書などを求められた場合も、相談と契約のどの手続きに使うのか、提示だけなのか写しが必要なのかを聞いてください。
初回相談の持ち物は事業者や相談方法で異なるため、全国共通の必須書類があると考えて一式を送るのは避けましょう。
本人確認が必要な手続きで情報を偽るのではなく、必要性と範囲を確かめてから正確に対応することが大切です。
折り返しの連絡が心配な場合は、電話に出られる時間、留守番電話を残してよいか、郵送物を受け取れるかなどを先に伝えます。
希望する連絡方法に対応できるかは、相談先からの返答を確かめてください。
「守秘義務がある」という説明だけで、端末の通知や共有メールなどを含むすべての発覚リスクがなくなるわけではありません。
資料を誰が扱うのか、依頼しない場合にどう保管・返却・削除するのかも確認しておくと、情報を渡す範囲を決めやすくなります。
個別の保存期間や匿名相談への対応は、当事務所を含め各窓口の現在の案内で確認してください。
相談後は、回答と保留事項を持ち帰る
相談は、その場で契約を決めるためだけの時間ではありません。
聞いた内容を整理し、次の行動を選べる状態にして終えましょう。
回答を、自分の言葉で確認して残す
説明を受けたら、「私の理解では、この点を確認する調査ということで合っていますか」と目的を言い直します。
調査でわかる可能性のあることと、確認できないことが混ざったままだと、後から期待との食い違いが生まれます。
相談メモの余白には、次の項目について聞いた回答を書き足してください。
- 調査の対象と目的について、どこまで確認できたか
- 現時点ではできないこと、判断できないことは何か
- 追加で必要な情報は何で、どの方法で渡すか
- 費用の説明を受けたか、未確定の条件は何か
- 次の連絡を誰から、いつ、どの方法で行うか
金額を提示されたときは、数字だけを控えず、何を含む説明なのかも一緒に残します。
細かな費用比較を始める前に、そもそも自分が希望した調査と説明された内容が同じかを確かめるためです。
聞き取れなかった点は「未確認」として残し、回答を推測で書き加えないでください。
このメモは相談内容の整理用であり、契約書や正式な説明書面の代わりにはなりません。
迷いが残るときは、次に確認することだけ決める
必要性、調査内容、費用条件のどれかに疑問が残るときは、その場で結論を出さず、確認する項目を決めて持ち帰りましょう。
契約へ進む場合、探偵業者には契約前の重要事項の書面による説明と、契約後の契約内容を示す書面の交付が求められます。
口頭の説明を自分で記録しただけで、これらの手続きが済んだとは考えないでください。
具体的な書面の内容や疑問点は、警察庁の契約時の義務に関する説明も参考にしながら確認できます。
また、金銭の回収や法律上の解決まで探偵の調査で実現できると思い込まないことも大切です。
国民生活センターの探偵業者選びの注意点では、被害金を回復するという説明を受けた場合の契約に注意を促しています。
契約の疑問は消費生活センターなどへ、個別の法的判断は弁護士などへ相談先を分けてください。
初回相談の準備は、手元の情報で質問を作り、わからないことをわからないまま伝えられれば十分に前進しています。
最後に「次に確認すること」と「安全に連絡できる条件」がメモに残っているかを確かめて、落ち着いて次の行動を選びましょう。